ご挨拶
2023年6月17日の第15回総会で会長に就任しました蔭山 照文です。
慶應技術士会は2009年に設立し、毎年新規の会員のご参加をいただき、
会員が約200名の組織に成長しました。会の運営にご協力下さった会員の皆様、
いろいろとご支援下さった先生方および、関係者の皆様には深く御礼申し上げます。
歴代の花谷会長、石井会長、関矢会長のご功績を引継ぎ、会の発展に微力ながら尽力させていただきます。
現在36校、オブザーバー参加1校がそれぞれの大学技術士会を組織し、大学技術士連絡協議会に加盟し、学校との連携、社会貢献、技術士制度の拡充と発展のため情報共有を図っています。各加盟校も会員の講演、講義、在校生との対話会等の活動を行なっています。参加学生からは技術士制度の理解を得て、高い評価を得ているが、思うような成果は得られていないようです。
慶應技術士会も、学校のご配慮、会員のご協力をいただき理工学部での特別講義、JABEE(技術者教育プログラム)終了生との対話会、機械工学科学位授与式での当会の紹介、子供たちへの科学技術の紹介を通して科学技術に興味を持ってもらうため、科学技術振興機構(JST)が毎年実施するサイエンスアゴラへの応募と参加、地方自治体や企業が運営する科学技術館での科学工作教室を開催しています。
持続可能な社会を実現するため、日本が誇る科学技術の向上と次世代への伝達、グローバル化に適応できる技術者を増やすためにも若い世代へ科学技術の重要性と有益性を伝えていかなければなりません。Webを活用し、多くの会員の参加も可能にして、相談会、情報交換会、勉強会、会員ご家族にも参加いただけるような見学会の開催、科学工作教室の開催により子供達に科学技術への関心を持ってもらい、科学の不思議さ、物づくりの面白さ、楽しさを実感してもらえる活動を計画し、広い分野で活躍する会員の知識と情報をもとに慶應技術士会を発展させることができる運営を目指したく考えています。
更なる技術士業務の普及、会員相互の啓発と親睦、慶應義塾大学との連携を目指し、会員の皆様のご参加、ご支援、ご協力をお願い申し上げます。